自然食・玄米の玄米パワー
自然食・玄米は昔からみなさんの身近にあるものだと思います。意外と知られていない玄米のことについてここでご紹介しましょう。
日本にとってお米は、数ある穀物の中でも日々の主食として大切にされています。調理方法も「煮る」「焼く」「揚げる」「蒸す」などバリエーションにとみ、それぞれの味を楽しむことが出来るため飽きることがありません。また栄養面でも大変に優れていることが特徴です。
そして今、お米の中でも玄米が健康維持に威力を発揮するということが、世界で注目されてきています。ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、ベトナムなどが「玄米菜食」を積極的に取り入れている反面、伝統食としていた日本が玄米よりも白米を好んでいることは残念でなりません。
ここであらためて玄米のパワーを考えてみましょう。玄米に含まれているナトリウム、カリウムのバランスは人間の細胞に近く、1:5となっています。玄米に含まれるフィチンという物質は、体内に蓄積した有害物質を排出する効果があることも分かっています。また白米に比べて血糖値の上昇も緩やかです。
お米は精白の度合いによって味や栄養価に差がでることはご存知でしょう。籾殻をとっただけのものがいわゆる玄米です。そして3分づき、5分づき、7分づき、胚芽米、白米の順に精白度が高くなります。精白度が高くなるということは、それだけお米に含まれるミネラルなどの成分が減少し、ナトリウムやカリウムのバランスも悪化します。
精白をするほど玄米の持っている身体に良い成分が失われてしまうのは、なんとも勿体ない話だと思いませんか?