自然食・玄米と豆を輸入に頼る日本
自然食・玄米同様に豆は日本人の生活には欠かせない食材ですが、現在はほとんどを輸入に頼っています。
海外からの輸入で懸念されるのは農薬過多による体への影響、つまり「ポストハーベスト」があげられます。さらに現在では地球温暖化など様々な地球環境の悪化にともなう、異常気象がもたらす影響も危惧されているといえます。そのためきちんとした食材選び、調味料選びが大変重要となってくるのです。
日本の食料自給率は世界的にみても低く、大豆の国といわれた日本は完全に影を潜めてしまっています。現在は洋食やエスニック料理など他国の料理が手軽に味わえるようになりました。こういう時代だからこそ、日本の実情を理解し、日本古来の食文化をもう一度見直すべきではないでしょうか?
日本では昔から「豆を食べる日」というものが決まっていました。たっぷりと栄養が含まれている固い豆を水に浸し、火にかけて柔らかく炊くことは、台所では当たり前の風景でした。今では加工された水煮の大豆が簡単に手に入るので、水に浸したりする手間もかからずにおいしい豆料理が作れるはずです。
豆は畑のお肉といわれており非常に良質なたんぱく質やセンイ質を多く含んでいます。これからも健康に良い豆を、稲とともに大切に扱い、積極的に調理に取り入れていきましょう。また、調味料である醤油や味噌も豆の加工品ですので、料理に上手く取り入れればより多くの栄養素を吸収できるのではないでしょうか?